

- モナ
- ガウ社長は、もともと地質学を専攻されていたそうですね。それがまたなぜ、金融の世界に入られたのですか?
- ガウ
- きょうは、なんでもお話します。(笑) 自然が好きだったので、地質学を専攻してみたのですが、学生時代はずっと後悔していました。学問としては、あまり、自分に合っていなかったようです。それで卒業してからは、まったく違う道を進もうと、広告会社を経て、金融ブローカーとしてずっと仕事をしてきました。
- モナ
- 日本には、もう15年前からいらしているそうですね。きっかけはどんなことだったのですか?
- ガウ
- 27歳の時に勤めていた会社から、突然「日本に行ってくれ」といわれたのです。その時にはとても驚きました。自分でも考えたこともなかった。しかし、若かったせいもあるでしょうが、日本には赴任してからすぐに親しむことができました。今でもそうですが、日本のカルチャーと日本人のことがとても好きなんです。
![]()

27歳の時、勤めていた金融ブローカー会社から日本へ赴任。約10年間の日本支社勤務を経て、37歳の時にエフエックス・オンライン・ジャパン(株)を設立。日本で初めての「取引手数料無料」「最低水準のスプレッド」など常識を覆すサービスを展開し、FX ブームの火付け役となる。FX業界を代表する企業のトップとして今後の行方が注目されている金融業界の新たな“キーマン”だ。
1965年生まれ
| 出身国 | イギリス |
|---|---|
| 趣味 | スカッシュ、ワイン、歴史書、旅行 |
| 特技 | ダイビング、大型車運転 |
| 休日の過ごし方 | テニス、サーフィン、食べ歩き |
| 尊敬する人 | チャーチル、アインシュタイン |

- モナ
- 日本に来てからは金融業界で活躍されていたとお聞きしましたが、現在の会社を起業することになったきっかけは何だったのですか?
- ガウ
- 30歳くらいのときですが、イギリスでは金融ビッグバンが進んでいて、FX取引がすでに盛んでした。私もイギリスのFX専門会社でFX取引をプライベートで行っていて、向こうでは取引手数料が無料なのが当たり前と思っていたのですが、友人がある日「日本の金融機関の手数料を知っているかい? 数万円もするぞ!」と教えてくれたのです。それを聞いた時には頭に火花が散ったような感じで、「日本でFX専門会社をやれば、喜ばれる! それも手数料無料で」と確信を持ったのです。
- モナ
- 最初のヒラメキで、すでにビジネスモデルができていたのですね。
- ガウ
- そうですね。日本の金融機関は、手数料が高いばかりではなく、自分たちの利益を多く取っていました。イギリスでは、手数料は無料ですし、彼らが取る利幅も小さい。投資する客にとってどちらが好ましいかは一目瞭然です。FX自体はシンプルな商品ですし、投資家の立場にたって、世界標準のオープンでフェアな取引のできる、よいテクノロジーをもった会社を作れば支持されるに違いない。そんなシンプルな思いでスタートしました。
- モナ
- 起業というだけでもパワーがいりますが、外国人が日本で起業するということでのご苦労もあったのでは?
- ガウ
- 今思えば、外国人2人で始めた会社を、よく日本の皆さんが受け入れてくれたなあと感謝しています。そして、我ながら随分思い切ったことをしたものだとあきれてもいます。(笑)というのも、それまでインターネットの経験もありませんでしたし、日本語は今よりもっと下手でした。そして、BtoCビジネスの経験もまったくなかったのに、いきなり日本で起業してしまったのですから。
- モナ
- 本当に大胆ですね。(笑)さまざまな困難がおありでしたでしょうが、この事業が、確実に“テイクオフ”したと、手応えを感じたのはいつ頃ですか?
- ガウ
- 40歳の誕生日です。ちょうど、そのとき私は休暇をとり、インドに父に会いに行っていました。前の晩寝ていると、なんとココナッツが頭を直撃。血まみれになりながら「めったにないことだ。これは成功への吉兆だ!」と。(笑)というのは冗談ですが、その直前に『手数料無料』サービス開始を決定したところ、それまで1日1人程度だったのが、爆発的に顧客数が増えだし、波が押し寄せてきたことを確信したのでした。
Copyright 2008 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。

